生体電流と再生
- 良寛 坪井
- 6月10日
- 読了時間: 1分

■タイトル:
Bioelectricity and Regeneration: Large Currents Leave the Stumps of Regenerating Newt Limbs
■著者:
Richard B. Borgens et al.
■掲載誌:
PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences)・1977年
■内容:
>イモリ四肢切断後に生じる「再生電流(regeneration current)」を測定し、その電流が組織再生の制御機構に関与している可能性を検討した研究。
■ 抄録から読み取れる主な結果:
(ポイント1):
切断後のイモリ四肢では、断端から外向きに非常に大きな電流が流れており、その電流密度は10〜100 μA/cm²に達した。これらの電流は切断後1〜2週間持続していた。
(ポイント2):
この再生電流は神経依存ではなく、主に皮膚(表皮)のNa⁺輸送に依存していた。Na⁺除去やアミロライド投与により電流は大きく低下した。
(ポイント3):
自然に発生する再生電流は、過去に人工的微弱電流刺激で再生誘導に成功した条件と、方向・強度・持続時間が類似しており、研究者らは「生体電気」が再生開始シグナルとして機能している可能性を示唆した。





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