経皮的耳介迷走神経刺激は精神神経疾患における認知機能障害を改善する可能性がある
- 良寛 坪井
- 22 時間前
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■タイトル:
Transcutaneous auricular vagus nerve stimulation may improve cognitive deficits in neuropsychiatric diseases—a systematic review
■著者:
Jost ST et al.
■掲載誌:
Frontiers in Aging Neuroscience(2026)
■内容:
>経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)が、てんかん・パーキンソン病・うつ病・MCI(軽度認知障害)・Long COVIDなどの神経精神疾患に伴う認知機能低下を改善できるかを検討したシステマティックレビュー。
■ 抄録から読み取れる主な結果:
(ポイント1): 15件の研究のうち8件で、注意機能・記憶・実行機能・言語機能・社会的認知などの改善が報告された。 特に「注意機能」と「ワーキングメモリ」に対する効果が比較的多く報告されていた。
(ポイント2): 刺激条件としては、 左耳刺激 cymba conchae(耳甲介)や耳珠 25Hz 250μs(0.25ms) が最も多く使用されていた。 著者らは、これらの条件が “biologically active” な刺激条件として広く用いられていると整理している。
(ポイント3): taVNSは、青斑核(Locus Coeruleus)や孤束核(NTS)を介してノルアドレナリン系・コリン作動系を調節し、中枢神経ネットワーク全体へ影響を与える可能性があると考察されている。 一方で、刺激条件や評価方法には研究間でばらつきがあり、今後は標準化された大規模研究が必要とされている。




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