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耳珠への電気刺激による経皮的耳介迷走神経刺激(taVNS)の神経生理学的効果


■タイトル:

Neurophysiologic effects of transcutaneous auricular vagus nerve stimulation (taVNS) via electrical stimulation of the tragus: A concurrent taVNS/fMRI study and review


■著者:

Badran BW et al.


■掲載誌:

Brain Stimulation(2018)


■内容:

>耳介迷走神経刺激(taVNS)が、脳内の迷走神経ネットワークへどのような影響を与えるかをfMRIで評価した研究。特に、耳珠(tragus)刺激が迷走神経求心路を活性化できるかを検証した。


■ 抄録から読み取れる主な結果:


(ポイント1): 耳珠へのtaVNS刺激により、島皮質(insula)、前帯状皮質(ACC)、前頭前野、小脳、尾状核など、迷走神経関連ネットワークの活動増加が確認された。


(ポイント2): 耳たぶ刺激(コントロール)では主に体性感覚野のみの反応だった一方、耳珠刺激ではより広範囲な脳活動がみられ、単なる感覚刺激ではなく迷走神経経路を介した作用が示唆された。


(ポイント3): うつ病や情動調節に関与する前帯状皮質(ACC)や左背外側前頭前野(DLPFC)の活性化も確認され、taVNSがうつ病・てんかん・自律神経調整などへの応用可能性を持つことが考察された。


■補足:他研究との比較

過去の研究と比較しても、今回の設定(500μs, 25Hz)は脳幹や皮質を効率的に刺激できる有力なパラメータの一つであると結論付けられている。

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